本館 13F
韓国料理
水刺齋(スランジェ)
季節の野菜や発酵食品を
中心に
バランスの良い食事を
気軽に楽しむ
韓流ブームとともに、韓国の食の魅力が日本であらたに注目されています。ヘルシーで美容にも良さそうと女性に人気の韓国料理。そのベースは韓国の王朝や、宮中に仕えた貴族の厨房で代々口伝されてきた薬膳にあります。「水刺齋(スランジェ)」新宿店は、からだに優しい薬膳メニューと伝統工芸品が展示されたまるで博物館のような雰囲気も好評です。料理長にお話を伺いました。
HISTORY
水刺齋(スランジェ)の歴史
20年続く韓国フィーバーの
最中に開業
2000年初頭、韓国ドラマ『冬のソナタ』の大ヒットに始まった日本国内での韓流(はんりゅう)ブーム。内容の面白さとともに、韓国人女性の美しい肌やすっきりした体型、そして作品中にも登場する野菜と発酵食品たっぷりの豊かな食文化にも注目が集まりました。それまで日本人がなんとなく思っていた「韓国料理=焼肉、肉が多い」というイメージが一転。新大久保に多かった韓国料理店も、都内や全国に一気に増えました。
その後も韓国発のエンターテインメントや食はますます盛り上がり、韓流はブームを超え1ジャンルとして定着し現在に至りますが、その最中の2010年4月にタカシマヤ
タイムズスクエアに開業したのが水刺齋(スランジェ)です。新宿の同店を本店として、渋谷の2店舗(※2021年4月現在)で展開しています。
韓国王朝の厨房を現代の日本で再現
店名の「水刺(スラン)」は韓国語で“王宮の厨房”、「齋(ジェ)」は“貴族の別館”を意味します。かつて「王侯貴族も味わった料理を気軽に味わってほしい」という思いが込められています。スランジェのベースとなっているのは「韓方(ハンバン)料理」、韓国古来の薬食同源の思想を込めたレシピで提供しています。
また「韓国料理に興味はあるが、今まであまり食べたことがない」というお客様も意外と多くいらっしゃいます。タカシマヤ
タイムズスクエア店は食事とともに韓国の伝統文化や民芸品も楽しんでいただきたいため、本国から取り寄せた希少な工芸品や民芸作品をも多数展示。レストランながら博物館のような美しい内観を楽しめるのも特徴です。
PROFESSIONAL
こだわり
薬膳素材を使った
体に優しいメニュー
スランジェでは韓国の宮廷料理を再現し、韓方(ハンバン)の基本概念を取り入れた、メニューを提供しているのが最大のこだわりです。具体的には葉物や根菜など旬の国産野菜と、松の実やゴマ、ナツメ、高麗人参、黒ニンニクなどの薬膳の素材をふんだんに使った体に優しい料理です。引き継がれた宮廷料理のレシピを、日本人でも食べやすいように、日本の気候や風土に合わせてアレンジ。お客様からは「料理の見た目色鮮やかで、マイルドな味わい」「食べるごとに体にしみ入る」と声をかけられることもあるとか。
料理長特製の韓国味噌や
高麗人参にもこだわり
また、コチュジャンやごま油といった調味料は、厳選したものを韓国から取り寄せて使用。
料理長が店内でじっくり仕込む、自家製サムジャン(味噌)は同店の自慢です。
そのほか、手に入れられる時期にはエゴマの葉や黒サンチュ、赤からし菜などの韓国の葉野菜も積極的に仕入れています。また薬膳の代表的食材として日本でも知られた高麗人参は、最高級品を使用。ランクが上の高麗人参ほど香りが強く薬膳の効能も高いとされ、女性やグルメなシニアのお客様にも好評とのこと。
CHEF
料理長紹介
料理と日本語のスキルを磨き、
韓国料理の魅力をさらに伝えたい
イさんは韓国出身で同店のオープン時から勤務。まるで20代のような雰囲気ながら、実年齢をお聞きするとギャップにびっくり。ハードなお仕事でも若々しさを保っていらっしゃる姿に、あらためて韓国の野菜をたっぷり食べる食文化のパワーを感じます。
「韓国料理は体に良い、野菜がたくさん食べられる、というイメージは浸透しているものの、決まったメニューを除きまだ日本ではメジャーではないようで、ご注文時に多く質問をいただきます。なかなか日本語の習得が進まず、店長と完璧なコミュニケーションができないのがもどかしいですが、言葉も料理もスキルを上げて、韓国の素晴らしい食文化を日本の方に広くお伝えするのが目標です」
SHOP INFO店舗情報
韓国料理 水刺齋(スランジェ)
2021年7月更新
料理の価格・内容は、上記更新日時点のものとなります。
※食物アレルギーがご心配なお客様は、スタッフにおたずねください。