小籠包は、スタンダードな豚肉のほか、トリュフ入りやアワビ入り、ずわい蟹入りなど常時7～8種類を揃えており、様々な味わいを楽しめるのも魅力です。なかでも一番人気は、豚肉、ホタテ、蟹みその3種が味わえる『小籠包3種盛り』（1,370円）。また、台湾にはないマンゴーや紫芋あんを入れた“スイーツ小籠包”や、季節限定の小籠包も評判です。ランチタイムには麺やご飯とのセットを揃えるほか、ご自宅で楽しめるテイクアウトでは小籠包をはじめ人気メニューが詰まった『鼎泰豐弁当』（1,800円）なども提供しています。

台湾では、メイン料理に向けて胃を活性化させる「開胃菜」という位置づけで、最初に前菜を食べる文化があります。種類豊富に揃える前菜のなかでも人気なのが、台湾ではサラダ感覚で必ず頼む人が多いという『A菜の炒め　ニンニク風味』（980円）。「A菜」は台湾でポピュラーな野菜で、以前は台湾から輸入していましたが、現在は日本の農家で栽培したものを使用しています。レタスに似たシャキシャキとした歯触りが心地よく、ゴマ油やニンニクの香りが食欲を高めてくれます。

台湾で人気のメニューといえば、『パイクーチャーハン』（1,600円）。豚の肩ロースを台湾醤油や五香粉などで調味し、薄く衣をつけて揚げた「パイクー（豚肉の香り揚げ）」は、45秒という短時間で揚げるため脂っこさがなく、肉はしっとりとやわらかな食感。鼻に抜けるスパイシーな香りがあとをひく味わいです。炒飯は、卵の白身と黄身のグラデーションを残したまましっかりと火を入れるのが特徴で、シンプルな塩味に焼いた卵の旨みが活きています。