江戸・東京旅する蕎麦コースで
粋なデートを。
13F 総本家 小松庵
フレンチ、それともイタリアン? その名は「東京蕎麦コース」(フルコース 7,560円/ライトコース 5,400円)。蕎麦の可能性を広げる総本家 小松庵の新機軸は国産ワイン(赤・白 各540円)とよく合う。 旬集う前菜にパスタ仕立ての変わり蕎麦、肉か天ぷらを選ぶライトコースと両方を欲張るフルコースの選択はお好みで。いつもの蕎麦は必ず付くので、蕎麦好き諸氏も心配には及ばない。
少しずついろいろ、しかもこのビジュアルで女性に人気。なかでも変わり蕎麦は「サーブするたび歓声が上がる」という(接客 松尾さん)。ペペロンチーノ、ジェノベーゼなどを日替りで出すが、秋にはきのこを満載したオイルベースの一品も。 蕎麦の香りを消さぬよう、その太さにまで心を砕き、例えば写真のボロネーゼではタリアテッレ風に平打ち麺を使用。口に運び鼻腔を蕎麦の香が抜けていく刹那、あなたは「東京蕎麦」の所以に思いを馳せることだろう。 白壁にシャンデリア。奥の個室で夜景を横目に、ワインで乾杯。粋なデートになりそうだ。
【コース内容】前菜 / 変わり蕎麦 / 本日のお刺身 / 本日の肉料理 / 天ぷら / 生粉打ち蕎麦 / デザート
※ライトコースは天ぷらか肉料理のいずれか








[写真左] 旬野菜天せいろ 二八 1,890円 / 生粉打ち 2,106円春のタネはたらの芽や蕗の薹など。揚げたてにレモンを絞り、まずは藻塩で。あとは蕎麦を啜りつつ、つゆで。“蕎麦に合う”天ぷらと日本酒の相性には唸るほかない。八海山と春霞は常時置き、もう一種を季節で替える。
[写真右] 国産牛かえし焼き 2,592円やわらかくジューシーな国産牛フィレ肉をサッと焼き、そばつゆ用のかえしに赤ワインを加えたオリジナルソースと柚子胡椒で食す、フレンチのような一皿。「チーズ三昧」(850円)も追加しつつワインで。
総本家 小松庵
- 新宿高島屋タイムズスクエア|レストランズパーク 13F
- 営業時間
- ランチ 全日 11:00~16:00(L.O. 16:00)
ディナー 全日 16:00~23:00(L.O. 22:00)
- 電話番号
- 03-5361-1865
-
- ※個室:1室
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